🎯 Redmine API拡張: issues & projects API実装¶

📊 問題概要¶

現状: users API修正完了後、追加のAPI不整合を発見
影響範囲: Redmine UI のチケット管理・プロジェクト管理機能
優先度: Medium (UI機能完全化のため)

🔍 技術的詳細¶

未実装APIエンドポイント¶

1. Issues API (チケット管理)

   • GET /api/issues.json?status_id=1&limit=100 - 新規チケット取得
   • GET /api/issues.json?status_id=2&limit=100 - 進行中チケット取得
   • GET /api/issues.json?status_id=5&limit=100 - 完了チケット取得
   • GET /api/issues/{id}.json - 個別チケット取得
   • POST /api/issues.json - チケット作成
   • PUT /api/issues/{id}.json - チケット更新

2. Projects API (プロジェクト管理)

   • GET /api/projects.json - プロジェクト一覧取得
   • GET /api/projects/{id}.json - 個別プロジェクト取得
   • POST /api/projects.json - プロジェクト作成
   • PUT /api/projects/{id}.json - プロジェクト更新

Redmine互換性要件¶

Issues API レスポンス形式:

{
  "issues": [
    {
      "id": 1,
      "subject": "サンプルチケット",
      "description": "詳細説明",
      "status": {"id": 1, "name": "新規"},
      "priority": {"id": 2, "name": "通常"},
      "tracker": {"id": 1, "name": "機能"},
      "assigned_to": {"id": 1, "name": "Admin"},
      "project": {"id": 1, "name": "サンプルプロジェクト"},
      "created_on": "2025-01-01T00:00:00Z",
      "updated_on": "2025-01-01T00:00:00Z"
    }
  ],
  "total_count": 1,
  "offset": 0,
  "limit": 25
}

Projects API レスポンス形式:

{
  "projects": [
    {
      "id": 1,
      "identifier": "sample-project",
      "name": "サンプルプロジェクト",
      "description": "プロジェクト説明",
      "status": 1,
      "created_on": "2025-01-01T00:00:00Z",
      "updated_on": "2025-01-01T00:00:00Z"
    }
  ],
  "total_count": 1,
  "offset": 0,
  "limit": 25
}

🛠️ 実装方針¶

Phase 1: Issues API実装 (45分)¶

1. issues.js ルーター作成

   • 基本CRUD操作実装
   • ステータス・優先度・トラッカー対応
   • クエリパラメータ対応 (status_id, limit, offset)

2. モックデータ実装

   • Redmine互換のサンプルデータ
   • 各ステータスごとのテストデータ
   • リアルなプロジェクト構造

Phase 2: Projects API実装 (30分)¶

1. projects.js ルーター作成

   • プロジェクト一覧・詳細取得
   • プロジェクト作成・更新
   • identifier による検索対応

2. API統合

   • app.js への統合
   • エンドポイント情報更新

Phase 3: 動作確認 (15分)¶

1. API単体テスト
2. UI統合テスト
3. Redmine互換性確認

✅ 実装要件¶

必須実装項目¶

1. Issues API エンドポイント

   • GET /api/issues.json - 一覧取得
   • GET /api/issues/{id}.json - 詳細取得
   • POST /api/issues.json - 作成
   • PUT /api/issues/{id}.json - 更新

2. Projects API エンドポイント

   • GET /api/projects.json - 一覧取得
   • GET /api/projects/{id}.json - 詳細取得

3. クエリパラメータ対応

   • status_id, priority_id, tracker_id
   • limit, offset (ページング)
   • sort, order (ソート)

検証基準¶

• ✅ 全APIエンドポイント 200応答
• ✅ Redmine UI のダッシュボード正常表示
• ✅ チケット一覧・詳細表示正常
• ✅ プロジェクト一覧表示正常
• ✅ レスポンス形式 Redmine互換

🚨 実装上の注意点¶

データ整合性¶

1. ID管理: 一意性確保
2. 関連性: プロジェクト↔チケット関係
3. ステータス管理: 標準Redmineステータスに準拠

パフォーマンス¶

1. 大量データ対応: limit/offset実装
2. 効率的検索: インデックス考慮
3. キャッシュ: 頻繁アクセスデータ

📊 期待される成果¶

完了時点で以下が達成される:

1. Redmine UI完全動作: ダッシュボード・チケット・プロジェクト管理
2. API整合性確保: フロントエンド・バックエンド完全連携
3. 本番レベル機能: 実用的なプロジェクト管理システム
4. Phase D前提条件: フロントエンド最適化の基盤完成

ビジネス価値:

• 完全なプロジェクト管理システム提供
• ユーザー体験の大幅向上
• システム信頼性の確立